カミニート

青山学院の裏手
六本木通りを渡ったあたりにある
「カミニート」と言う名の建物
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ネット上でも建築的な情報は得られなかったので
設計や年代等は不明ですが
昭和40年代~50年代くらいの建物でしょうか…?
設計思想的には以前ここでも取り上げた「ヴィラシリーズ」に通じるものを感じたので
同年代のものではないかと勝手に想像しました
3Dのパズルの様な建物の形態
ぱっと見は複雑な形態のようで 実はシンプルな要素を組み合わせていった
ミニマルなデザインではないかと…
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同じ面を少しづつ見る角度を変えていっただけなのに
微妙に表情が違って見えます

今 世の中でつくられているほとんどの建物は
まず最初に法律の枠の中での効率的なカタチが決まり
後からそのカタチに装飾もしくは虚飾を貼り付けていく
そんな手法でつくられていると思います

この建物はその形態自体がデザインのアイデンティティの多くを決定付け
例えば素材や色といったものはストイックなまでにシンプル
だからこそ形態の美しさが純粋に引き立つ

光と影だけで見てみると
この建物の美しさがより分かりやすくなるのでは
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by MITOO_OKAMOTO1 | 2007-07-22 14:27 | ARCHITECTURE
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