ウェブ進化論 梅田望夫


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いつの間にか
生活にパソコンと言うものが浸透し、
仕事でもプライベートでも
ほぼ毎日インターネットを使うようになっている。
ワタシは決してIT人間ではない。
パソコンの技術的な詳細には疎い方だが
分からない言葉や調べたいことがあるとすぐにキーボードをたたく。
インターネットを使って買物をしたり
オークションに出品したり
こうやってブログもやったりしている。

10年ほど前、まだインターネットと言うツールがワタシの生活には無かった頃。
その頃マーケティング関係の仕事をしていたのだが
調べたいことがあると、電話帳で関連の団体等を探し、電話をして資料の所在を尋ね
訪問して必要なページをコピーする。
若しくは国会図書館に半日缶詰。
今やパソコンの前に座れば数分で同様の、いやそれ以上の情報を得ることが出来る。
仕事の効率としては何十倍のアップと言えよう。

洋服好きなもので、人一倍購入するし、着なくなった古い服も家にあふれている。
以前は定期的に千駄ヶ谷の明治公園等でフリーマーケットに参加していた。
それはそれで楽しかったのだが、手間は大変だし結構売れ残る、売れても二束三文。
ところが数年前からYAHOOオークションに出品するようになって
落札率は今のところ99%価格もフリーマーケットに比べれば
高値で取引される。

インターネットの世界には、ほぼ無償かつ短時間で手に入る情報が無限にある。
この本で言うところのインターネットの「あちら側」のことである。
Google、ウィキペディアを頻繁に使う人は多いだろうが
それらが何なのか…何なのかとは、表面的な意味では無くて
つまりそれらが本来どれほどの価値を持ったものなのかと言うことを
まじめに考えた人は少ないでしょう。
Googleの理念は「増殖する地球上の膨大な情報をすべて整理し尽くす」と言うことだそうです。
そんなことができるのか?Googleは確実にそれをカタチにし始めています。

人間にとっての「情報」は、インターネットとGoogleの手により全く違った存在へと
変化しはじめているようです。

特に興味深かったのは「ロングテール」に関する話と
著者にとってブログが究極の「知的生産の道具」かもしれないと言うこと。

今までの私のようにただ何となく、
インターネットを日々使っている皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
インターネットの今後の可能性について、わくわくさせられる一冊です。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-19 12:02 | BOOK
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