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京の民家

父親が京都の出身で
祖父がつけた私の名前も美しい都である「京都」が由来…
で、あるにもかかわらず
ここ数年、すかっり足が遠のいてしまっている京都。

以前、実家で「京の民家」と言う古い本を見つけ
拝借して来てから数年(返却していなくて申し訳ないです)
最近改めてそのページをめくってみて
貴重な本であることを実感致しました。
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初版が昭和37年だけに
現在、手に入れるのは恐らく非常に困難でしょう。
本の前半は京の民家の写真が並び
後半では京の美しい民家がどうのような歴史的背景、もしくは地理、風土、気候的背景のもと
築かれてきたかについての解説がなされています。
写真はほぼ全て白黒であるものの
それでも…、いやだからこそ京都の建築の美しさが充分伝わってきます。
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美しいですね。
「2階の軒と1階の庇と窓下の框と この3本の水平線を無数の格子線が縦に結ぶ 京めいた正面構成である」本文抜粋です。
現代建築でも多用されるルーバーデザインのルーツをここに感じます。

せっかくなので少しづつ、この本をご紹介させていただきたいと思います。

ちなみに著者は
柴田 実氏 1906年生まれ 京都大学教授
清水 一氏 1896年生まれ 大成建設常務取締役設計部長
写真は
符川 寛氏 1927年生まれ 朝日新聞社京都支局勤務
ですが、皆さんもうお亡くなりかな…?
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-27 15:28 | HOUSES IN KYOTO

mina perhonen

UNITED ARROWSでコットン×ウールのスウェットを購入。
mina perhonenと言う聞いたことの無いブランドだったのでネット検索
メンズの情報は無い。レディースがメインなのでしょうか。
少ない情報を集めて行くと、ここの服作りは生地づくりからはじまるようです。
ここのテキスタイルが非常に気になりました。
本も出ているようなので、もう少し調べてみようと思います。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-20 11:00 | FASHION

ウェブ進化論 梅田望夫


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いつの間にか
生活にパソコンと言うものが浸透し、
仕事でもプライベートでも
ほぼ毎日インターネットを使うようになっている。
ワタシは決してIT人間ではない。
パソコンの技術的な詳細には疎い方だが
分からない言葉や調べたいことがあるとすぐにキーボードをたたく。
インターネットを使って買物をしたり
オークションに出品したり
こうやってブログもやったりしている。

10年ほど前、まだインターネットと言うツールがワタシの生活には無かった頃。
その頃マーケティング関係の仕事をしていたのだが
調べたいことがあると、電話帳で関連の団体等を探し、電話をして資料の所在を尋ね
訪問して必要なページをコピーする。
若しくは国会図書館に半日缶詰。
今やパソコンの前に座れば数分で同様の、いやそれ以上の情報を得ることが出来る。
仕事の効率としては何十倍のアップと言えよう。

洋服好きなもので、人一倍購入するし、着なくなった古い服も家にあふれている。
以前は定期的に千駄ヶ谷の明治公園等でフリーマーケットに参加していた。
それはそれで楽しかったのだが、手間は大変だし結構売れ残る、売れても二束三文。
ところが数年前からYAHOOオークションに出品するようになって
落札率は今のところ99%価格もフリーマーケットに比べれば
高値で取引される。

インターネットの世界には、ほぼ無償かつ短時間で手に入る情報が無限にある。
この本で言うところのインターネットの「あちら側」のことである。
Google、ウィキペディアを頻繁に使う人は多いだろうが
それらが何なのか…何なのかとは、表面的な意味では無くて
つまりそれらが本来どれほどの価値を持ったものなのかと言うことを
まじめに考えた人は少ないでしょう。
Googleの理念は「増殖する地球上の膨大な情報をすべて整理し尽くす」と言うことだそうです。
そんなことができるのか?Googleは確実にそれをカタチにし始めています。

人間にとっての「情報」は、インターネットとGoogleの手により全く違った存在へと
変化しはじめているようです。

特に興味深かったのは「ロングテール」に関する話と
著者にとってブログが究極の「知的生産の道具」かもしれないと言うこと。

今までの私のようにただ何となく、
インターネットを日々使っている皆さんにぜひ読んでいただきたいです。
インターネットの今後の可能性について、わくわくさせられる一冊です。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-19 12:02 | BOOK

自然の成せる美

人と自然の見事なコラボレートとでも言いましょうか…。
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急な坂なのに、歩いていてもちょっと涼しげでした。
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by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-18 15:44 | OTHER

日本建築、デザインの基礎知識2(CASA BRUTUS)

そんなCASA BRUTUSの特集で一番気になったページがこれでした。
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「唐長」京都にただ一軒、つまり日本にただ一軒残る手摺り唐紙の家らしいです。
この感じ、良いですね。
何が良いか、どう表現してよいのか、うまい言葉が見つかりませんが、
これこそまさにDNAの問題なんでしょうね。
仕事の場でマンションの住戸に和室が必要か否かと言う論議が良くされますが、
個人的にはつくり方次第なんだと思います。
ただ単に畳のある部屋なら欲しくない。
でもこんな世界観が表現できるなら、ぜひ欲しいですね
素敵な和室が。

記事を読むと
この版木が傷みだし、危機にさらされているらしい。
この素晴らしい“和”の文化が失われるとなると、
これは日本にとって重大な損失ですよ。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-17 21:52 | BOOK

日本建築、デザインの基礎知識(CASA BRUTUS)

最近、ややマンネリ気味だったCASA BRUTUSが
久し振りになかなかおもしろい特集をしてくれました。
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日本庭園の見方から桂離宮の歴史まで
分かりやすく、CASA的に解説してくれています。

仕事上、集合住宅のデザインについて考える時、
常に大きな違和感を感じて来たのが
例えば特定の諸外国に存在する建築物や街並みを模した
いわゆる○○風デザインと言うものをつくり続けるデベロッパー達。

南欧、バリ島、ギリシャ、西海岸etc…
その場所に旅して味わう、その土地特有の文化は素晴らしい。
それは、そこにある文化がそこで時間を刻んできた結果であり、
その土地の風土や気候、歴史がそれをつくってきたから。
つまり本物だからこそ素直に感動できるのだと思います。

その本質を理解せず一部の日本の企業は「夢を与えたい」などと言いながら
「ニセモノ」を与え続けている。

私達、日本人が日本において日本人のための住宅をつくるのであれば、
それはもう素直に“和”の感覚でものづくりをすれば良いではないですか。

木造、数奇屋、書院造でなければ和では無いなんてことはないでしょう。
和の解釈の仕方は、クリエイター次第でしょうから。
安藤忠雄だって隈研吾だって、すごく“和”ですよね。

話は若干それますが、最近はファッションの世界でも同様のことを感じます。
かつてオリジナリティを持ちながら人気も高かったファッションブランドが
のきなみ時代の流れに迎合し、皆同じような服をつくりながらなんとか生き延びている中
コムデギャルソンと言うブランドは、独自の世界観を守りながら、
常にファッション業界の最先端に居座り続けている。
やはりコムデギャルソンの服には、“和”の意識が見え隠れしているような気がします。
だからこそ日本においても若者から年配の人にまで人気が高く
特に高い感性を持った人達に好んで着られている。
そして海外においても高く支持されているのではないでしょうか。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-17 18:23 | BOOK

パークコート二子玉川

たしか雑誌か何かで見て、その存在は知っていたんですが
数年前、たまたま前を通りかかって実物を見て
今までマンションを見ては感じたことの無い感銘を受けました。
事業主は三井不動産。
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あらためてカメラを持って見に行って、撮りまくってしまいました。
関連記事1
名庭園・旧幽篁堂(ゆうこうどう)庭園の跡地に建設されたこの建物。
2004年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
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【↑まさに樹々の間から垣間見える邸宅…と言う感じ】

とにかく立派な樹に囲まれたこの住宅。
どれくらい囲まれているかというと、建物の写真を撮ろうとしても絶対樹が写ってしまうくらい。
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ボーダータイルの色合いが絶妙です。この色の使い方、決して落ち着いた感じでは無いはずなのですが、
(きっとサンプルだけを見たら、その良さに気付かなそう…)
実際にその場所に鎮座する建築物は、緑の中に静かに溶け込み、
落ち着きどころか、品格さえ湛えています。
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写真では微妙な色合いが良く分からないですね。
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【↑写真中央あたり奥に凹んでいるスパンの手摺のデザインがおもしろいです。写真じゃぜんぜん分かりませんね。パークホームズ吉祥寺北町のエントランスで使われている材料と似ています】

そこら辺の戸建でやたら使われている植物のつる等をモチーフにした鋳物の門扉やフェンスは
日本人の安っぽい欧米への憧れをカタチにした悪趣味既製品にすぎませんが
ここでは完全に全体デザインを完結させるために必要な要素のひとつになっています。
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【↑最近建築の写真撮っていてよく思うのは、とにかく電線が邪魔。美しくないね。】

関連記事2
たまに自分も仕事で既存樹林が豊富に残った敷地に出会います。
既存の樹を残したいのはやまやまなのですがそれは至難の業。
まず容積消化のためには建物の配棟はどうしても敷地いっぱいいっぱいになってしまい
樹を残す空間が無くなってしまう。
また配棟的にゆとりがあたっとしても工事上はどうしても邪魔になって切らざるを得ない。
無理に残したとしても、一旦他の場所に移植して工事後に戻そうにも、
その作業を樹を枯らさずに行おうとすればよっぽどの手間がかかる。
このプロジェクトは、そのよっぽどの手間を欠けて既存樹林を保存したようですね。
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さらに一低層、風致地区において総合設計を行い、樹を残す周囲の部分を公開空地とし、
建物自体は高さ制限を外したようです。
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関連記事3
設計には藤原益男、三井純、さらに坂倉建築研究所の3社(者)が名を連ねていますが
どういった作業分担だったのでしょう?
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ランドスケープ担当の石勝エクステリアの社長とは以前ひょんなところで面識があったのですが…
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【↑どうです?この立派な樹】

ここでは、どこに行っても樹が主役…は、言いすぎでしょうか。
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【↑樹の姿自体が非常に美しいですよね】

都内のマンションと言うより、高級リゾートホテルって感じですね。
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いやー、なんだかこうやって今写真を見返しているだけでも何だか気持ちが高揚してくる。
この感動を写真はどれほど皆さんに伝えられるでしょうか?
このマンションには、非常に重いコンセプトを感じます。
コンセプトありきで、そのコンセプトに沿って丁寧に丁寧にものづくりがなされた結果が
この素晴らしい住宅なんだと思います。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-14 22:15 | ARCHITECTURE

Seven.g

自転車で多摩川方面に散歩に行く時に良く通る丸子川沿いの細い道沿いにある集合住宅が
以前からなんとなく気になっていた。
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上の写真でちょうど中心にあるコンクリート打ちっ放しのシンプルな箱がそれです。
建物の名前は「Seven.g」と言うらしい。
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賃貸マンションかと思っていましたが、
ネットで調べてみると「archinet」コーディネートによるコーポラティブハウスのようです。
設計は「高階澄人建築設計事務所」。この方の事務所、弊社の事務所と同じ渋谷1丁目でご近所、ちなみに大学は日本大学理工学部建築学科でワタシの先輩のようです。
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写真では分かりにくいかもしれませんが、
この建物の敷地は道路との間に小川が流れていて、橋を渡って敷地に入り
かつ路地状敷地なので、建物自体は道路より非常に奥まった位置にあります。
恐らく立地的には建物の背後が高い地盤になっているはずで、
道路側から見ると豊かな緑を背負っているような状況です。
背後だけでなくバルコニーが向いている隣地にも大きな樹が並んでいます。

この住宅の最大の魅力は、川があり、路地状敷地であり、緑があると言う
土地自体が持つ「立地環境特性」でしょう。
そう、言い切ってしまうと設計の方に失礼かもしれませんが
恐らく設計の方も「土地の持つ特性」を最大限生かすことをコンセプトに設計されたのだと思います。

幼い頃よく遊びに行っていた山口県の母方の祖父の家は
田んぼの多い場所にあり、生活雑貨品・食料品の店を営んでいました。
そしてやはり店と道路の間に小川が流れていて、よくその小川で遊んだ思い出があります。
小川と言うより農業用水路だったのでしょうね。
そういった個人的思い入れにより、
まず小さな川にかかる橋を渡り自宅へ…と言うシチュエーションに心が揺れてしまう。

路地状敷地に関して言えば、法的な規制をうけるので不動産価値的にはバツなのですが、
道路に直接広い間口で接しているのではなく、狭い通路を通ってしばらく行くと中で敷地が広がり、そこに住まいがある…
外と内との心地良い距離感、そこにアクセスする瞬間のドラマチック性、
別世界感、落ち着き、別格感、そう考えると路地状敷地と言うのはとても素敵な条件だと思います。

そして私が住宅を考える時のプライオリティ「窓から見えるもの」
この土地が持つ資産、圧倒的な緑の存在感
アーキネットのwebで室内から外部を撮った写真を見ても
2層吹抜けの大開口から大きな樹が見えている。(撮ったのが冬のようで、葉がなくてちょっと寂しいですが…)
また緑を背景に建物がある時、その建物はシンプルであるほど緑に映え美しく感じる。
街中にある打ちっ放しの建築物は、あまり好きではない。
街自体のよどんだ色彩に飲み込まれて、打ちっ放しがただの「灰色」にしか感じられないことが多いから。
だからこそ、背景に豊かな緑を蓄えた、こんな恵まれた立地においては堂々としたコンクリート打ちっ放しがきれいだと思うのです。

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どなたかに招待してもらって室内の様子も見てみたいものです。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-14 12:35 | ARCHITECTURE

TEXTURE

街で拾って来た美しいモノたちです。
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by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-13 17:20 | OTHER

BOOKS

夏休み、いつもよりゆっくりとした時間がとれることもあり、
知の欲求を満たそうと書籍をまとめ買いして来た。
「ウェブ進化論」 梅田望夫
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私自身、インターネットと言うものを頻繁に使うようになってから
仕事だけに限らず、生活の形態に大きな変化が生まれた。
「情報」と言う概念が根本的に変化したこれからの世界はどうなって行くのだろう…?

「テレビCM崩壊」 JOSEPH JAFFE
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ネットをメインとした新たなメディアが力を付けて行けば、
当然古いメディアは衰退していく。これだけ毎日情報を垂れ流しているテレビCMでさえ…

「ブランドのブランド」 川島 蓉子
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サントリーの「伊右衛門」が発売された時、あまりにも売れすぎて製造が追いつかないと言う現象がありました。
個人的には、そこまでの味だとは思わないし、
当時は「まさか、売り切れ報道自体も戦略のひとつ?」なんて勝手に勘ぐってました。

「ひとつ上のプレゼン」 眞木 準
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企画・プレゼンのノウハウ本って言うのは、
そんなこと今更言わなくても当たり前でしょってことや、
その他どうでも良い内容をもっともらしく書き連ねているものが多いのですが、
この本は19人のクリエイターがそれぞれ自分のプレゼン手法について語っており、
一般的なノウハウ本より個性的かつ実践的かなと思い購入。

今回、購入したのは以上ですが、実はまだ読みかけの本が…
「建築プロデューサー」 浜野 安宏
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書いてある内容はどうってこと無いのですが、変なとこで共感できる。

久し振りに本屋でゆっくりすると
読みたい本がたくさんあって

「私デザイン」 石岡 瑛子
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「ニューデザインパラダイス永久コレクションブック」
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「スタディ・オブ・コム・デ・ギャルソン」 南谷 えり子
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は次回に回しました。

普段は時間が無い+集中力が無い ゆえ、極端に遅読みなのですが
これだけ溜まるとそうも言ってられないので、マーカー片手に頑張るつもり。
by MITOO_OKAMOTO1 | 2006-08-13 09:22 | BOOK