CODAN ~その1

今さらではありますが
あまりしっかりと見たことがなかったので
仕事で出かけたついでに
東雲のキャナルコートに寄ってみました

実は もう10数年前のことですが
本プロジェクトがまだ着手前で
この土地が広大な空地だったとき
業界2位の代理店H堂の下請けとして
工事着手までの暫定土地利用に関する企画を
まとめたことがあります
もちろんその企画は実践されることはありませんでしたが

と言うことで
建物が建つ前の状態も良く知っているのです
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アパートメンツ東雲キャナルコートは
本プロジェクト内で唯一民間企業である東京建物が事業主となっている賃貸住宅です
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設計はADH/WORKSTATION設計共同体
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白い躯体と
ランダムにグラデーションのかかったブルーのガラス手摺りのコンビネーションが爽やか
運河沿いと言う立地を意識した明確なコンセプト 
分かりやすいですね
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戸境の部分かな? 
バルコニー手摺りと同面にあるパンチングメタル(?)のスクリーンも
2通りの形態がランダムに配置されていて
ファサードの表情に変化が生まれていますね
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山本理顕棟でも気になったのですが
透過性の高い建物であるため洗濯物や室内の様子など
ファサード面に生活観が丸出しになってしまう
超高級物件でないためなおさらである
あえてそこで人間が生活をしていることを見せる建築家の計算なのかもしれないが…
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個人的にはやや気になる
アジアの集合住宅だなーと感じてしまう
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ガラスを多用したデザインは好きなのだが
室外機や洗濯物が見えないよう部分的に躯体の手摺りをつくる
洗濯物の干す場所はメインファサード以外のところに設える等の工夫がなされても良いのでは
つくったものを美しく見せるため生活観を隠す…
それって つくり手側のエゴだろうか
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by MITOO_OKAMOTO1 | 2007-08-14 00:13 | ARCHITECTURE
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